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足立優歯科

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医院について

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足立優の歯科医療への思い

歯科医師となり勤務した岩狭歯科診療所、所属した大阪デンタルリサーチグループ・神戸臨床歯科研究会、留学したアメリカ、そして参加した多くの研修会では歯を失うことがないための医療介入の手法、そして失った機能と審美性を回復させるための様々な医療技術を学ぶことができました。そしてその中で身に付けたことは、日本で一般的に提供されている保険制度に基づく歯科医療の内容は提供可能な歯科医療技術のほんの一部でしかないということでした。この枠にとらわれることなくより良い歯科医療が提供されることにより、歯を失うことなく使い続けることが可能となり、それにより健康で豊かな生活を手に入れることができるということでした。

そこで研究者ではなく臨床家として開業の道を選択し、岡本の地に足立優歯科診療所を開設するにあたりに決意したことは「自分が患者の立場であるならばこのように治療してほしい、このように扱ってもらいたいということを患者さんに実践する」ということでした。今以上に歯を失うことがなく、快適な生活を送ることができ、生涯にわたり健康な身体を保つために必要なことを、手抜きなく、しっかりとやりきる。 このことが常に私の医療提供の基本となったわけです。しかしその実践は簡単なものではありませんでした。患者さんを正確に理解し受け止めること、最適最善の治療計画の立案とその提供、患者さんの固定化した医療概念の払拭、高品質医療の提供など、課題は多岐にわたりました。しかし、有能なスタッフとともに着実に課題を克服することができ現在に至っております。

現在の足立優歯科は、他の追随を許さない日本における唯一無二の医療機関として、皆様の健康とその健康がもたらす豊かな生活の支援ができるようになりました。これからも今以上に研鑽を重ねつつ皆様のお役に立てる医療機関として発展していきたいと考えます。

予防医療における歯科医療の役割

歯科医療は歯の修理をする医療ではありません。
人それぞれに与えられた人生の終わるその瞬間まで、
病気になることなく健康で豊かな生活を
謳歌することを支援する医療です。

予防医療では病気にならないために
3つの重要な要素があると提唱しています。
それは、

  1. 体内に感染が起こらないこと
  2. 細胞が必要とする栄養が摂取できていること
  3. 酸素が十分に取り込まれていること

…これら3つはすべて口の健康と関係しています。つまり適切な機能を持つ口という臓器として成長発達し、歯周病やむし歯などの細菌性疾患などの感染経路がなく、そしてどのような食材もしっかりと摂取できる口であることが健康であることの基本となるからです。

口の健康は「豊かな生活」の基本なのです。

ライフステージに応じた歯科医療介入

十分な機能を持ち健康な状態の
口を維持していくためには、
15歳までの成長期において
成長期に適正な状態の口に成長発達すること

20歳前後の口腔内が完成した時期において
口腔内を清潔に管理できるようにすること
正しい顎の位置で上下の歯が接触し
スムーズに動くようにすること

成人後問題が生じたときにおいて
すり減ったエナメル質を再製すること
失った機能を再構築すること

このような歯科医療介入が
適切に行われることが必要となります。
私たちはこの医療介入を
必要に応じて計画的に展開していきます。

予防型総合歯科医療の概念

予防とは悪い状態になることをあらかじめ防ぐことです。口の中に生じる悪いこととは、歯を失うこと、うまく噛めないこと、口元に自信が持てず積極的な生活が送れないことなど、口の機能が正常でないために快適で豊かな生活が営めないことです。 歯を失うに至らしめるこの問題から歯を守るには4種類の病気に取り組まなくてはなりません。歯が壊れるむし歯、歯を支える歯ぐきと骨が壊れる病気は歯周病で、これら2つは口の中の細菌が原因です。
かみ合わせによる病気とは、歯に加わる力がコントロールされていない状態を意味します。
正しい顎関節で上下の歯が均一にかみ合わなかったり、スムーズな動きができず特定の歯に過剰な力が加わったりすると、歯はすり減ったり割れたり歯が動いて使えなくなります。また正常なかみ合わせであっても過剰な力を加えてしまう食いしばりや歯ぎしり、また歯牙接触癖もかみ合わせの病気です。
4つ目は不適切な治療(医原性疾患)です。原因は歯科医療介入の不備ですが、歯科医学が提唱する適切な処置が医療者によって提供されていない場合、まだ使える歯が早期に使えなくなったり、新たな別の病気の原因になり歯を失わせてしまいます。また口全体の機能とバランスを考えた治療がなされていない場合も歯が壊れてしまいます。

予防型総合歯科医療とは、これらの4つの病気に対し原因を除去するところから取り組み、失った機能の回復だけでなく、新たな病気の発生を根本から取り除くことを目的として展開される歯科医療です。

原因療法と対症療法の違い

医療には様々なタイプがありますが、発生した問題を解決するために行う医療は対症療法と呼ばれ、それに対し問題が発生する原因に対処する医療は原因(根治)療法と呼ばれます。
歯科医療は、歯に穴が開いた、痛みが出た、歯が無くなった、といった問題を解決するための修理の学問として進化してきた経緯があり、対症療法としての医療としておこなわれてきました。
この歯科における対症療法では問題が発生した原因が取り除かれていないため、問題の再発を繰り返す結果となります。 失った機能を回復する修復の結果が長持ちするためには、対症療法ではなく原因療法として取り組むことが必要です。 当院では、口の中の問題の原因をしっかりと取り除く原因療法として取り組んでいます。

インプラント治療と再生療法

身体が壊れた個所を修復する仕組みを利用した先進医療には、インプラントや再生療法と呼ばれる方法があります。
インプラントは骨が再生していくプロセスにおいてインプラント自体を身体の一部として認識し、骨と一体化することで噛む機能を取り戻す治療法です。
また再生療法では、失われた骨の再生を促すという治療法で、歯周病やインプラントに必要な骨の量を造成する場合に適応します。
血液中の血小板を抽出して利用したり、骨の再生を促す薬剤などを用います。
当院は再生医療機関の認定を取得しています。

P.E.Dawson が提唱する包括的歯科医療の内容

世界的に師事をされているDawson先生は、口の中が崩壊する原因は、微生物と不良な力であると明言し、その原因を完全に取り除くことで治療結果が長期に安定する医療介入の手法を提唱しています。特に不良な力と関係するかみ合わせにおいては、3つの要素(①正しい顎関節の位置、②適切な前歯の誘導、③干渉が起こらない奥歯)を構成することを必要としています。
また修復治療においては清掃ができない個所をなくすということが、微生物からの影響を排除するうえで重要としています。
当院の予防型総合歯科医療ではこれらの原則を忠実に順守した治療を提供しています。

問題解決と行動変容をもたらすヘルスカウンセリング

口の中の病気は生活習慣性の疾患、慢性疾患、患者さん個々のQOLに大きく関与した疾患といわれています。このため歯科医院での医療介入のみならず、患者さん自身の協力と生活習慣の改善がその成否を左右します。
当院ではスタッフ全員がヘルスカウンセリングの概念に基づくコミュニケーションの手法を習得しており、患者さん自身の健康でありたいという希望を実現化するための支援をこの概念に基づいて行っています。

口の健康と栄養

口は消化器官という臓器の一つです。歯を失うことで口の機能が低下し、摂取する食材を選ばなければならなくなってしまうと口の中の健康回復にも影響が出ます。口が健康で歯が使えることは、身体が健康であるための手段です。つまり口の健康により適切な栄養摂取ができることで、健康な身体を保ち、豊かな生活を送ることができるわけです。当院では、単に口の機能を回復させることにとどまらず、身体が健康な状態に回復する ように栄養の状況についてもフォローを行っています。

・オーソモレキュラーによる血液検査
・遅発型フードアレルギー検査
・毛髪ミネラル検査

3DSを用いたメンテナンス

微生物が原因で発症するむし歯や歯周病への対処は口の中の細菌の量を減らすことです。そのための最も効果的な方法は歯磨きによる機械的な動作での除去となります。しかし歯ブラシの行き届かない個所や磨きにくい個所では細菌が残ってしまい、容赦なく病状が進行してしまいます。
3DSとは専用のトレイを利用してお口の中に薬剤を届け、除菌を行う予防方法です。

プロバイオティクスを用いたバクテリアセラピー

微生物が原因となるむし歯や歯周病において、微生物を除去したとしても時間がたてばまた元の状態に戻ってしまいます。そこで病気の原因菌ではなく身体に有益な細菌へと入れ替えることにより、病気の原因菌の比率を下げ、原因菌の増殖を抑えるという予防法を行うことが効果的です。
これがバクテリアセラピーであり、そのために当院では有益性が確認されているプロバイオティクスのロイテリ菌を活用しています。

患者中心医療を導く医療介入の手順

世界標準の医療倫理基盤は、医療者中心から患者中心へと変化しています。これに伴い医療アプローチの手法も変化しなくてはなりませんが、日本の歯科医療界ではいまだに「治す側vs治される側」の関係が色濃く残り、医療者中心の医療介入となっています。
当院では、患者の権利を尊重し、患者さん自らが自分に合った治療を自分の意志で選択できる医療介入の手順を的確に行っています。

自由診療による医療展開

日本の社会保障制度により提供される保険診療は病気治療に対する互助制度として素晴らしい一面を持っています。しかし他方では、医療行為の画一化や医療行為の制限など、より良い医療を求める患者・医療者にとって不利益な面も持っています。
当院では健康で豊かな生活を送るために出来うる限りの最適最善の医療を行うことを前提とし、保険診療の制限がかからない状況で医療を提供することを目指しました。それが自由診療です。
自由診療では、患者個々の期待を明確にし、そのために必要なすべてのことを高品質で提供することができます。

継続的研修の意義

ご存知のように、身体の仕組みは細かく解明され続けており、病気の仕組みは明らかになり、それらに対処する治療方法や医療技術は日々進化しています。これらの情報をいち早く正しく入手し、的確に応用することは、健康で豊かな生活を謳歌するために不可欠です。足立優歯科ではドクターのみならずスタッフの各人が様々な情報収集と医療技術の習得に取り組んでいます。研修会への参加、良質な医療を目指す歯科医院との連携や、勉強会への参加なども随時行っています。このことが患者さんの健康で豊かな人生を支援する医療者としての責務と考えているからです。